" 歯車が噛み合わなかった岡山ラウンド "
レース名 |
2016 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第8戦 SUPERBIKE RACE in OKAYAMA |
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開催日 |
[予選]2016年9月24日(土曜) 天候:晴れ コース:ドライ [決勝]2016年9月25日(日曜) 天候:曇り/雨 コース:ドライ/ウエット |
開催場所 | 岡山県 岡山国際サーキット(1周=3,703km) |
観客動員数 | 8500人(2日間合計) |
ライダー |
<JSB1000>加賀山 就臣 <J-GP2>浦本修充 |
マシン |
<JSB1000>SUZUKI GSX-R1000L6 ヨシムラチューン <J-GP2>SUZUKI GSX-proto71 |
予選結果 |
<加賀山 就臣> RACE 1:8番手(1分30秒165) RACE 2:7番手(1分29秒758) <浦本修充>5番手(1分32秒478) |
決勝結果 |
<加賀山 就臣> RACE 1:12位 RACE 2:12位 <浦本修充>5位 |
Team KAGAYAMAにとってダンロップタイヤのテストを行っているコースだけに、第2のホームコースとも言える岡山ラウンド。全日本ロードレース選手権は、シリーズ第8戦を迎えましたが、熊本地震の影響でオートポリスラウンドが中止となりました。このため、今回の第8戦岡山は、JSB1000クラスは、2レース制で争われました。
前週に行われた事前テストでは、レースに向けたセットアップが、いいペースができてきていました。レースウイークに入ってからは、さらに上を目指すためにも、新たなセットアップにチャレンジしました。ドライとなった金曜日の午後からセッティングを始め、土曜日のノックアウト予選でもセットを進めて行くと、アベレージもよく、タイムもQ1で8番手、Q2で7番手と、まずまずでした。この調子で、土曜日午後に行われたレース1に臨んでいきました。
一方、浦本は、状況次第ではシリーズチャンピオンが決まるレースとなっていましたが、事前テストから集中して、自分自身のやるべきことをこなして来ていました。調子もよく、金曜日はウエットもドライも好感触を得ていました。しかし、公式予選でセットを一部変更。これが裏目に出てしまい、思うようにタイムを出せずに予選は5番手と不本意な結果となっていました。
そしてJSB1000クラスのレース1は、夏のような暑さの中、24周で争われました。加賀山は、いつも通りスタートを決め4番手で1コーナーをクリア。そのままオープニングラップを終えますが、徐々にポジションを落としてしまいます。想定よりも10度近く路面温度が高くなったことが影響したのか、3周目辺りから思うような走りができなくなっていました。何とか後続を抑えていた加賀山でしたが、症状は悪くなる一方でした。レース終盤は、コースにとどまるのが精一杯という状況ながら何とかチェッカーフラッグを受けました。
日曜日のレース2は、ウエットコンディションとなり、自信はあったものの、コースインした瞬間から感触がよくありませんでした。そしてスタート直前のウォームアップ走行で、まさかの転倒。スクリーンが割れ、ハンドルも曲がるなどダメージがあったものの、そのままグリッドにつきレースはスタート。当然ベストな走りはできませんでしたが、現状ベストを尽くしレースを戦い抜きました。
J-GP2クラスの浦本は、直前に降ってきた雨の影響で大荒れのレースとなりました。スリックタイヤでスタートし、徐々に雨足が強くなっていく難しいコンディションの中、絶対に転倒できないというタイトルへのプレッシャーを感じながら、必死にライバルとのバトルを展開して行きました。結局、転倒が続出し赤旗が提示。10周終了時での順位で正式リザルトとなりましたが、規定周回をクリアしていないため通常の2/3ポイントが与えられることになりました。タイトル決定は最終戦鈴鹿に持ち越されることになりましたが、強い走りでチャンピオンを獲りに行く決意を新たにしました。
前週に行われた事前テストでは、レースに向けたセットアップが、いいペースができてきていました。レースウイークに入ってからは、さらに上を目指すためにも、新たなセットアップにチャレンジしました。ドライとなった金曜日の午後からセッティングを始め、土曜日のノックアウト予選でもセットを進めて行くと、アベレージもよく、タイムもQ1で8番手、Q2で7番手と、まずまずでした。この調子で、土曜日午後に行われたレース1に臨んでいきました。
一方、浦本は、状況次第ではシリーズチャンピオンが決まるレースとなっていましたが、事前テストから集中して、自分自身のやるべきことをこなして来ていました。調子もよく、金曜日はウエットもドライも好感触を得ていました。しかし、公式予選でセットを一部変更。これが裏目に出てしまい、思うようにタイムを出せずに予選は5番手と不本意な結果となっていました。
そしてJSB1000クラスのレース1は、夏のような暑さの中、24周で争われました。加賀山は、いつも通りスタートを決め4番手で1コーナーをクリア。そのままオープニングラップを終えますが、徐々にポジションを落としてしまいます。想定よりも10度近く路面温度が高くなったことが影響したのか、3周目辺りから思うような走りができなくなっていました。何とか後続を抑えていた加賀山でしたが、症状は悪くなる一方でした。レース終盤は、コースにとどまるのが精一杯という状況ながら何とかチェッカーフラッグを受けました。
日曜日のレース2は、ウエットコンディションとなり、自信はあったものの、コースインした瞬間から感触がよくありませんでした。そしてスタート直前のウォームアップ走行で、まさかの転倒。スクリーンが割れ、ハンドルも曲がるなどダメージがあったものの、そのままグリッドにつきレースはスタート。当然ベストな走りはできませんでしたが、現状ベストを尽くしレースを戦い抜きました。
J-GP2クラスの浦本は、直前に降ってきた雨の影響で大荒れのレースとなりました。スリックタイヤでスタートし、徐々に雨足が強くなっていく難しいコンディションの中、絶対に転倒できないというタイトルへのプレッシャーを感じながら、必死にライバルとのバトルを展開して行きました。結局、転倒が続出し赤旗が提示。10周終了時での順位で正式リザルトとなりましたが、規定周回をクリアしていないため通常の2/3ポイントが与えられることになりました。タイトル決定は最終戦鈴鹿に持ち越されることになりましたが、強い走りでチャンピオンを獲りに行く決意を新たにしました。
加賀山 就臣 ライダー・総監督 コメント
事前テストから予選までは、割といいペースでレースに向けたセットアップができていて、ロングランもできていましたし、アベレージもよかったので手応えを感じていましたが…。結果的に両レースともバイクをコンディションに合わせきれなかったことが敗因です。次戦は、もう最終戦になってしまいますが、今回のような失敗を繰り返さないようにして、いい成績で終われるようにチーム一丸となって臨みます。浦本は、サバイバルレースをよく生き残りました。最終戦は思い切り走ってタイトルを決められるようにバックアップして行きたいと思っています。
斉藤 雅彦 JSB1000監督 コメント
レースウイークからドライのセットを変更し、金曜、土曜の予選と、いい方向に進んでいたのですが、レース1のコンディションの違いなのか同じようなグリップを出せませんでした。レース2は、事前テストのセットに戻して臨む予定でしたが、雨が降ってきてしまい、いつも履いているレインタイヤを選んだのですが思うように機能しませんでした。次戦、最終戦鈴鹿も2レース制なので、ドライでもレインでも、しっかり戦えるよう気持ちを切り換えて臨みます。
浦本 修充 ライダー コメント
事前テスト、レースウイークとリズムよく走れていましたし、ドライでもレインでも、いいイメージがありました。予選は、少し問題が出てしまいタイムを出せませんでしたが、決勝に向けては自信がありました。レースは難しいコンディションとなってしまい、周りよりブレーキがかかってしまいこの後は、日本GPもありますし、最終戦鈴鹿では、どんなコンディションでも速く強いレースを見せられるように、もっと成長して行きたいと思っています。
武田 雄一 J-GP2監督 コメント
事前テスト、そしてレースウイークと調子はよかったのですが、公式予選で変更した部分がうまく行かずタイムを出せませんでした。決勝日朝のウォームアップ走行でマシンをもとに戻し、予選よりもタイムが出ていましたしレースに向けて万全の体制がそろっていました。しかし天気の急変でプレッシャーのかかる中、厳しいレースだったと思いますが、転ばずに終えられたことはよかったと思います。