2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦

" シリーズランキング4位で2021年シーズンを終える "

レース名 2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
スーパーバイクレース in KYUSHU
開催日 [予選・レース1]2021年9月18日(土曜)天候:晴れ コース:ドライ
[レース2]2021年9月19日(日曜) 天候:晴れ コース:ドライ
開催場所 大分県 オートポリス(1周=4.674km)
観客動員数 7,200人(人数制限有・2日間合計)
ライダー JSB1000:加賀山就臣
ST1000:長谷川聖
マシン SUZUKI GSX-R1000R
予選結果 <JSB1000>
RACE 1:5番手(1分49秒973)
RACE 2:4番手(1分50秒125)

<ST1000>
13番手(1分52秒976)
決勝結果 <JSB1000>
RACE 1:4位
RACE 2:5位
シリーズランキング:4位

<ST1000>
7位
シリーズランキング:11位
4月に開幕した全日本ロードレース選手権シリーズは、今回のオートポリスラウンドで最終戦を迎えました。コロナ禍のため、鈴鹿8耐と11月のMFJグランプリが入れかわったために、2021年は、途中から9月にシーズンに幕が下りるスケジュールになっていました。それもオートポリスで最終戦が行われるのは、今回が初めてのことでした。

8月上旬にオートポリスの事前テストが行われましたが、加賀山はチームの事情もあり参加を見合わせ、長谷川のみが遠征しました。長谷川は、このとき、タイムも出ずに転倒もあったため、加賀山が教育的指導を行い、前戦の岡山ラウンドから事前テストを含む、レースへの取り組み方を変え、その効果が早速出て来ていました。早くも最終戦となるため、ST1000クラス2年目の成長を見せたいところでした。

金曜日から始まったレースウイーク。初日は、台風14号が接近していたため、走行できるか不安視されていましたが、1本目の走行は、奇跡的にドライコンディションで走ることができていました。

昨年のデータをもとに走り始めた加賀山でしたが、今シーズンは、マシンの仕様が変わっている部分があり、確認しながら徐々にペースを上げて行きますが、路面コンディションの違いなのか、よくなってきていたはずの足回りの問題が再発。思うように攻めることができずにいました。一方、ST1000クラスの長谷川は、14番手につけ、まずまずのすべり出しとなっていました。

その後、台風の影響を受け天候が悪化。2本目の走行は中止となり、初日は1本のみの走行になってしまいます。加賀山にとっては、少しでも多く走りたい状況でしたが、翌日は天気も回復する予報となっていたためドライのセットを進めて行きました。

土曜日は、ウエットスタートとなっていましたが、路面は乾く方向でした。しかし、JSB1000クラスの公式予選が始まる直前から雨が降り始めてしまいます。微妙なコンディションの中、セッションはスタートしたため転倒してしまうライダーもいました。すぐに雨は止みますが、加賀山は、コースの状態、そしてマシンを確認しながらタイムアタックに入って行き、1分49秒台に入れ一時は2番手につけていました。その後、他のライダーもタイムアップしたため5番手で予選を終えました。セカンドラップでは、4番手となり、レース1、レース2共に2列目からのスタートとなりました。ST1000クラスの公式予選は、最初からドライコンディションとなり、長谷川は13番手につけ追い上げを狙っていました。

15周で争われたレース1。加賀山は、好スタートを見せ4番手で1コーナーをクリアし、前のライダーを追って行きます。3周目に後方から追い上げて来た1台にかわされますが、すぐ目の前で転倒し、再び4番手に戻ります。その後、単独走行となり、そのまま4位でチェッカーフラッグを受けました。

日曜日は快晴に恵まれ、阿蘇の大自然のロケーションをバックに最終戦にふさわしい天気となりました。ST1000の長谷川は、好スタートを切り、オープニングラップを11番手で終えると、3周目に1台、4周目に1台をかわし9番手に上がります。いつもとはワンランク上の集団に加わりながらも、自己ベストを更新しながら周回。レース終盤にもポジションを上げ7位でフィニッシュ! 最高のレース内容で2021年シーズンを締めくくりました。

そして、今シーズン最後の決勝となるJSB1000クラスレース2がスタートします。加賀山は、好スタートを決め3番手に浮上します。3周目に2台にかわされ5番手に下がりますが、何とか表彰台に上がってシーズンを終えようと全力でプッシュしていきますが、第2ヘアピンでコースオフしてしまい単独走行となってしまいます。その後も足回りの問題をライディングでカバーしながらゴールを目指し5位でチェッカーフラッグを受けました。

加賀山 就臣 ライダー コメント

今回のオートポリスは、何としても表彰台に上がろうと挑みましたが、チーム・ライダーの総合力で届きませんでした。限られた時間の中でアジャストしきれなかったことが悔しいですね。シーズンを通して考えると転倒もなく、全レースを完走し、シリーズランキング4位となったことは胸を張れると思いますし、皆さんの支えがあったからこそ達成できたことです。ロードレースを始めて32年、Team KAGAYAMAとして11年目のシーズンを無事に終えることができました。応援してくださったスポンサー、ファンの皆さんに感謝いたします。本当にありがとうございました。
長谷川 聖 ライダー コメント

前戦の岡山ラウンドからいいフィーリングで走ることができていたので、今回は、2021年シーズンの集大成にすべく挑みました。決勝では、いつもより前の集団で走ることができましたし、レーシングライダーとして成長したところをお見せできたのではないかと思います。ただ、ランキングは下位に沈んでしまいましたし、まだまだ課題が残っているので、このままでは終われないですね。もっと上に行ける自信はあるので、実現できるように頑張って行きます。2021年シーズンも応援ありがとうございました。
斉藤 雅彦 監督 コメント

早くも最終戦を迎えました。今シーズンも多くのご支援ありがとうございました。今回のオートポリスラウンドは、予選からコンディションが変わりグリップがよくない状態になってしまったのですが、レース2まで、大きく改善できなかったことが上に行けなかった原因でした。もう少しグリップを上げるようにセッティングができれば違うレースができたと思います。長谷川は、セッション毎にタイムアップし、レースでもいつもより前で走ることができました。事前テストでマシン的には、やり尽くした状態になっていたので、今回はライダー自身が頑張った結果ですね。

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