" ようやく見えて来た光。加賀山がトップを快走! "
レース名 |
2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 第53回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 |
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開催日 |
[予選・レース1]2021年7月17日(土曜) 天候:曇り コース:ドライ [レース2]2021年7月18日(日曜) 天候:晴れ コース:ドライ |
開催場所 | 三重県 鈴鹿サーキット(1周=5.821km) |
観客動員数 | 1万500人(2日間合計) |
ライダー |
JSB1000:加賀山就臣 ST1000:長谷川聖 |
マシン | SUZUKI GSX-R1000R |
予選結果 |
<JSB1000> RACE 1:2番手(2分06秒468) RACE 2:2番手(2分06秒469) <ST1000> 21番手(2分12秒907) |
決勝結果 |
<JSB1000> RACE 1:6位 RACE 2:6位 <ST1000> 11位 |
全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦が7月17日・18日に開催されました。この日は、本来は鈴鹿8耐が行われる予定でしたが、コロナ禍の影響を受け、2021年は、全日本最終戦MFJグランプリとスケジュールを入れかわり、真夏のMFJグランプリとして初めて行われました。ボーナスポイントもあるので、ここで大量ポイントを取っておきたいところでしょう。
6月アタマには、鈴鹿8耐テストとして2日間走行があり、そこで今シーズン抱えている問題を解決するために試行錯誤し、原因を追及していきました。
レースウイークは、木曜日の特別スポーツ走行から始まり、タイヤの選定を行って行くと問題を解決する手応えがあり、ようやく攻められる状態になってきていました。
足回りはよくなってきたものの、この時期に鈴鹿でスプリントレースは初めてということで、暑さによるエンジンのパワーダウンが予想以上にあったことも新たな問題点として急浮上してきていましたが、その中でマシンセットを進めて行き、公式予選では、早い段階でタイムアタックし、2分06秒台をマーク。両レースともフロントロウ2番手グリッドを確保していました。
一方、長谷川は、木曜の1本目開始直後にマシントラブルが発生し、1周もできずに1本目を終え、2本目は、マシンの確認に追われてしまいます。2日目は、足回りを進め、いいフィーリングになってきていたこともあり、ニュータイヤを履いてアタックしたのですが、スプーンカーブで転倒を喫してしまいます。予選では、この転倒の影響からか足回りにトラブルが発生してしまい、思うように攻めることができずに21番手と後方グリッドに沈んでしまいます。
迎えたJSB1000クラスレース1。加賀山は、フロントロウからホールショットを奪いトップを快走。オープニングラップのバックストレートで亀井選手に、2周目のホームストレートで中須賀選手にかわされ3番手に後退するもののトップグループにつけていました。5周目には、トップを走っていた亀井選手が転倒し、セーフティカーが入ります。
セーフティカーラン解除後のスタートダッシュは加賀山が得意としているところ。中須賀選手が逃げるのは、分かっていましたが、加賀山は追わずにいられませんでした。ここでタイヤを酷使してしまい、レース終盤はペースを上げることができず6位フィニッシュとなりました。
レース2でもホールショットを奪った加賀山は、トップのままオープニングラップを終えますが、2周目のホームストレートで清成選手と中須賀選手にパスされてしまいます。その後、5番手までポジションを落とすと、後方から追い上げて来たライダーとのマッチレースとなる。何とか抑え切りたいところだったが、最終ラップのデグナーカーブ2個目で接触! 転倒は免れたもののコースアウトしてしまいスポンジバリアをかすめながらコースに復帰し、6位でチェッカーフラッグを受けました。
日曜日最後のレースとなったST1000クラス。長谷川はオープニングラップを19番手で終えると2周目には18番手とポジションを上げます。その後も長谷川はバトルを繰り広げながら周回を重ね12位でゴール。レース後に上位で1台失格になったため11位という結果を残しました。
6月アタマには、鈴鹿8耐テストとして2日間走行があり、そこで今シーズン抱えている問題を解決するために試行錯誤し、原因を追及していきました。
レースウイークは、木曜日の特別スポーツ走行から始まり、タイヤの選定を行って行くと問題を解決する手応えがあり、ようやく攻められる状態になってきていました。
足回りはよくなってきたものの、この時期に鈴鹿でスプリントレースは初めてということで、暑さによるエンジンのパワーダウンが予想以上にあったことも新たな問題点として急浮上してきていましたが、その中でマシンセットを進めて行き、公式予選では、早い段階でタイムアタックし、2分06秒台をマーク。両レースともフロントロウ2番手グリッドを確保していました。
一方、長谷川は、木曜の1本目開始直後にマシントラブルが発生し、1周もできずに1本目を終え、2本目は、マシンの確認に追われてしまいます。2日目は、足回りを進め、いいフィーリングになってきていたこともあり、ニュータイヤを履いてアタックしたのですが、スプーンカーブで転倒を喫してしまいます。予選では、この転倒の影響からか足回りにトラブルが発生してしまい、思うように攻めることができずに21番手と後方グリッドに沈んでしまいます。
迎えたJSB1000クラスレース1。加賀山は、フロントロウからホールショットを奪いトップを快走。オープニングラップのバックストレートで亀井選手に、2周目のホームストレートで中須賀選手にかわされ3番手に後退するもののトップグループにつけていました。5周目には、トップを走っていた亀井選手が転倒し、セーフティカーが入ります。
セーフティカーラン解除後のスタートダッシュは加賀山が得意としているところ。中須賀選手が逃げるのは、分かっていましたが、加賀山は追わずにいられませんでした。ここでタイヤを酷使してしまい、レース終盤はペースを上げることができず6位フィニッシュとなりました。
レース2でもホールショットを奪った加賀山は、トップのままオープニングラップを終えますが、2周目のホームストレートで清成選手と中須賀選手にパスされてしまいます。その後、5番手までポジションを落とすと、後方から追い上げて来たライダーとのマッチレースとなる。何とか抑え切りたいところだったが、最終ラップのデグナーカーブ2個目で接触! 転倒は免れたもののコースアウトしてしまいスポンジバリアをかすめながらコースに復帰し、6位でチェッカーフラッグを受けました。
日曜日最後のレースとなったST1000クラス。長谷川はオープニングラップを19番手で終えると2周目には18番手とポジションを上げます。その後も長谷川はバトルを繰り広げながら周回を重ね12位でゴール。レース後に上位で1台失格になったため11位という結果を残しました。
加賀山 就臣 ライダー コメント
今シーズン悩まされてきた問題の解決への糸口がようやく見つかってきました。今回は、初の真夏のスプリントということで新たな問題もありましたが、チームも本当によく動いてくれました。予選は、2レースとも2番手グリッドとフロントロウに並ぶことができましたし、タイム的にエンジンのパワーダウンを考えれば、自己ベストの2分6秒フラットに匹敵するパフォーマンスが出せたと思います。2レースともホールショットを獲れましたし、ライダー加賀山の調子は、いいので、次戦の岡山は上位でゴールできるようにチーム一丸となってチャレンジします。今回もスポンサーの皆さん、ファンの皆さん、多くの応援ありがとうございました。
長谷川 聖 ライダー コメント
6月のテストの延長上でスタートしたのですが、いきなりトラブルが出てしまい、振り出しに戻る感じでセッティングを一からやり直すことになっていました。金曜日は、セットを進めて、いいフィーリングになってきたところ新品タイヤでタイムを出しに行ったところで転倒。予選も転倒の影響でトラブルが出てしまい21番手と完全に悪い流れになっていました。ウォームアップ走行でも、いい感触が得られなかったのですが“とにかく追い上げるしかない”と気持ちを切り換えて走りました。次戦は、事前テストから問題を解決して入賞できるように頑張ります。
斉藤 雅彦 監督 コメント
加賀山の方は、初日からいいペースで走ることができ、予選もうまくはまり上出来でしたが、暑さからエンジンが走らず厳しいレースになってしまっていました。レース2に向けて、少しでもストレートスピードを改善させようとミッションを見直して挑みましたが、ライバルとの差は、そう簡単に縮めることはできませんでしたが、現状では、うまくタイヤマネジメントしてレースメイクしてくれたと思います。長谷川は、初日にトラブル、2日目に転倒があり、マシンセットが進まず攻めきれないレースになってしまいました。残り2戦は、攻めのレースができるように事前テストで、しっかりマシンを作って挑みたいですね。