" 天気に翻弄されたSUGOラウンド。加賀山がレース2で4位入賞! "
レース名 |
2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 SUPERBIKE RACE in SUGO |
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開催日 |
日 [予選・レース1]2021年5月22日(土曜) 天候:雨のち濃霧 コース:ウエット [レース2]2021年5月23日(日曜) 天候:曇り時々雨 コース:ドライ |
開催場所 | 宮城県・スポーツランドSUGO(1周=3.6211km) |
観客動員数 | 6100人(人数制限有・2日間合計) |
ライダー |
JSB1000:加賀山就臣 ST1000:長谷川聖 |
マシン | SUZUKI GSX-R1000R |
予選結果 |
<JSB1000> RACE 1:8番手(1分39秒521) RACE 2:8番手(1分39秒833) <ST1000> 12番手(1分32秒926) |
決勝結果 |
<JSB1000> RACE 1:中止 RACE 2:4位 <ST1000> 15位 |
全日本ロードレース選手権第3戦が宮城県・スポーツランドSUGOで開催されました。先だって事前公開テストが5月11日・12日に行われましたが、こちらは好天に恵まれました。しかし、レースウイークは、梅雨のような天気となり、金曜日から雨模様となりました。さらにSUGO特有とも言える霧にも見舞われ午後の走行がキャンセルとなってしまっていました。
初日はウエットコンディションで40分1本だけ行われ、JSB1000クラスの加賀山は1分40秒239で4番手。ST1000クラスの長谷川聖は1分44秒216で17番手という結果。
土曜日も朝から雨となりますが、他のクラスの公式予選が始まると雨は止み、路面は乾く方向でした。そしてJSB1000クラスの予選を迎えます。まだ路面は乾いておらず、まずはレインタイヤでコースイン。レコードライン上が乾き始めるとピットインし、スリックタイヤに交換して出て行くライダーが出始めます。加賀山も同じくピットに入りタイヤを交換して出て行きますが、タイミングが少し遅く、スリックタイヤでのフィーリングをつかんだところでチェッカーが降られてしまいます。もう1周アタックできていれば、上位に並べていたはずです。加賀山は、両レースとも8番手となり、3列目からスタートすることになっていました。
続いて行われたST1000クラスの公式予選は、序盤からスリックタイヤで出て行くライダーがほとんど。セッション序盤は、ウエットパッチも多いコンディションでしたが、中盤辺りから、それも乾き、セッション終盤のアタック合戦になっていきます。長谷川もウエットから気持ちを切り換えて挑むものの、長谷川曰く、攻めきれずに12番手となっていました。
最後の予選となったST600クラスのセッションが終わる頃に、金曜日と同様に霧が出て来てしまい赤旗が提示されます。その後、霧は晴れるどころか、逆に濃くなってしまい残念ながらJSB1000クラスのレース1は中止と判断されます。このため、レース1は、予選順位でハーフポイントが与えられることになり加賀山は、4ポイントを積み重ねる結果になりました。
日曜日は朝方こそ霧に包まれていましたが、走行が始まるころには晴れ、予定通りタイムスケジュールは進んでいきました。路面は、ほぼドライコンディションとなっていましたが、所々にウエットパッチが残っており、注意しなければならないポイントがありました。
そしてST1000クラスがスタートします。長谷川は好スタートを見せ、オープニングラップで11番手、2周目に10番手、3周目には、この時点でファステストラップとなる1分29秒498をマークし、9番手に浮上します。さらに4周目には、8番手と1周に1台ずつかわしポジションを上げて行きます。しかし、5周目のシケイン進入で 痛恨のスリップダウン。すぐに再スタートしますが、ほぼ最後尾まで落ちてしまいます。そこから最後まであきらめずに追い上げ15位でフィニッシュ。貴重な1ポイントを獲得する結果となりました。
お昼のインターバルをはさみ、JSB1000クラスのレース2を迎えます。加賀山は、スタートで前にいきたいところでしたが、今シーズン問題になっている部分を解決するために変更したセットの影響からか、得意のスタートダッシュがスポイルされてしまっていました。今回もスタートで順位を上げることができずにいましたが、スタート直後の3コーナーでアクシデントが発生。いきなりセーフティーカーが入ります。この時点で加賀山は6番手につけており、前戦の鈴鹿と同様に解除のタイミングで前にいきたいところでした。3周を終えたところでセーフティーカーがピットに入り、4周目からレースが再開されます。ここで加賀山はポジションを上げることができず、前を走る秋吉選手とバトルを繰り広げます。7周目にようやく前に出ることに成功しますが、前の集団と差がついてしまっていました。そこからジリジリと追い上げていき、一時は2位争いの集団に約2秒まで迫りました。しかし、レース終盤になるとペースダウンを余儀なくされ単独5番手を走行。最終ラップに前で1台転倒があったため一つポジションを上げ4位でチェッカーフラッグを受けました。
初日はウエットコンディションで40分1本だけ行われ、JSB1000クラスの加賀山は1分40秒239で4番手。ST1000クラスの長谷川聖は1分44秒216で17番手という結果。
土曜日も朝から雨となりますが、他のクラスの公式予選が始まると雨は止み、路面は乾く方向でした。そしてJSB1000クラスの予選を迎えます。まだ路面は乾いておらず、まずはレインタイヤでコースイン。レコードライン上が乾き始めるとピットインし、スリックタイヤに交換して出て行くライダーが出始めます。加賀山も同じくピットに入りタイヤを交換して出て行きますが、タイミングが少し遅く、スリックタイヤでのフィーリングをつかんだところでチェッカーが降られてしまいます。もう1周アタックできていれば、上位に並べていたはずです。加賀山は、両レースとも8番手となり、3列目からスタートすることになっていました。
続いて行われたST1000クラスの公式予選は、序盤からスリックタイヤで出て行くライダーがほとんど。セッション序盤は、ウエットパッチも多いコンディションでしたが、中盤辺りから、それも乾き、セッション終盤のアタック合戦になっていきます。長谷川もウエットから気持ちを切り換えて挑むものの、長谷川曰く、攻めきれずに12番手となっていました。
最後の予選となったST600クラスのセッションが終わる頃に、金曜日と同様に霧が出て来てしまい赤旗が提示されます。その後、霧は晴れるどころか、逆に濃くなってしまい残念ながらJSB1000クラスのレース1は中止と判断されます。このため、レース1は、予選順位でハーフポイントが与えられることになり加賀山は、4ポイントを積み重ねる結果になりました。
日曜日は朝方こそ霧に包まれていましたが、走行が始まるころには晴れ、予定通りタイムスケジュールは進んでいきました。路面は、ほぼドライコンディションとなっていましたが、所々にウエットパッチが残っており、注意しなければならないポイントがありました。
そしてST1000クラスがスタートします。長谷川は好スタートを見せ、オープニングラップで11番手、2周目に10番手、3周目には、この時点でファステストラップとなる1分29秒498をマークし、9番手に浮上します。さらに4周目には、8番手と1周に1台ずつかわしポジションを上げて行きます。しかし、5周目のシケイン進入で 痛恨のスリップダウン。すぐに再スタートしますが、ほぼ最後尾まで落ちてしまいます。そこから最後まであきらめずに追い上げ15位でフィニッシュ。貴重な1ポイントを獲得する結果となりました。
お昼のインターバルをはさみ、JSB1000クラスのレース2を迎えます。加賀山は、スタートで前にいきたいところでしたが、今シーズン問題になっている部分を解決するために変更したセットの影響からか、得意のスタートダッシュがスポイルされてしまっていました。今回もスタートで順位を上げることができずにいましたが、スタート直後の3コーナーでアクシデントが発生。いきなりセーフティーカーが入ります。この時点で加賀山は6番手につけており、前戦の鈴鹿と同様に解除のタイミングで前にいきたいところでした。3周を終えたところでセーフティーカーがピットに入り、4周目からレースが再開されます。ここで加賀山はポジションを上げることができず、前を走る秋吉選手とバトルを繰り広げます。7周目にようやく前に出ることに成功しますが、前の集団と差がついてしまっていました。そこからジリジリと追い上げていき、一時は2位争いの集団に約2秒まで迫りました。しかし、レース終盤になるとペースダウンを余儀なくされ単独5番手を走行。最終ラップに前で1台転倒があったため一つポジションを上げ4位でチェッカーフラッグを受けました。
加賀山 就臣 ライダー コメント
開幕戦ツインリンクもてぎ、第2戦鈴鹿2&4とレース毎に前に進むことができていますが、今回はレースウイークが雨になったことで、思うようにセットを改善することができませんでした。レース展開的にも、序盤でライバルをパスすることができれば、表彰台も見えていたはずです。JSB1000クラスの次戦は、7月の鈴鹿になるので、それまでに今抱えている問題点を改善していきたいと思っています。最後に、今回もコロナ禍の中、開催に尽力してくださった関係者の皆さん、そして、いつも応援してくださっているスポンサー、ファンの皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。
長谷川 聖 ライダー コメント
事前テストはドライコンディションで、加賀山さんからのアドバイスもあり、2日目にそこそこのタイムを出すことができたので、続きはレースウイークと思っていたのですが、雨になってしまいました。雨のSUGOは、昨年から苦手意識がありナーバスになってしまい攻めきれず、予選もセッション終盤に路面は乾いたのですが、タイムを上げきれず12番手。決勝こそと挑み、スタートは決まって8番手につけていたのですが自分のミスでスリップダウンしてしまいました。すぐに再スタートして追い上げたのですが15位が精一杯でした。トップと遜色ないペースで走ることができていたので悔しいですが、次戦に活かしていきたいです。
斉藤 雅彦 監督 コメント
事前公開テストでは、比較的順調に進み2人ともタイムも出ていましたが、レースウイークは一転して雨や霧に翻弄されることになりました。路面コンディションも安定しなかったので、事前テストからの状態からマシンセットを進めることができませんでした。レース2は、ドライになったので、事前テストのベストな状態で臨みました。まだライバルに対して足りない部分があるので、そこを改善できるようにしていきたいですね。長谷川は、転倒はありましたが、ペースはよかったので、テストまでにいいペースで走れるようになるのが課題ですね。