" 歯車が噛み合わなかった鈴鹿2&4レース "
レース名 |
2017 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦 2017 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース |
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開催日 |
[予選]2017年4月22日(土曜) 天候:晴れ コース:ドライ [決勝]2017年4月23日(日曜) 天候:晴れ コース:ドライ |
開催場所 | 三重県 鈴鹿サーキット(1周=5.821km) |
観客動員数 | 5万6000人(2日間合計) |
ライダー |
加賀山 就臣 浦本 修充 |
マシン | SUZUKI GSX-R1000 |
予選結果 |
加賀山 就臣/11番手(2分08秒702) 浦本 修充/33番手(2分12秒432) |
決勝結果 |
加賀山 就臣/17位 浦本 修充/47位(DNF) |
全日本ロードレース選手権は、シリーズ第2戦を迎えました。鈴鹿2&4レースは、全日本ロードレース選手権の最高峰クラスJSB1000クラスと4輪のスーパーフォーミュラなどが併催で行われ、快晴となった決勝日は、多くのお客さんが鈴鹿サーキットに訪れました。今年も鈴鹿8耐に向けたトライアウトを兼ねており、レース距離は200kmというセミ耐久で争われました。
2017年シーズンは、加賀山就臣に加え、昨年、Team KAGAYAMAで全日本J-GP2クラスチャンピオンを獲得した浦本修充がJSB1000クラスにスイッチ。多くの皆さんのご協力もあり、2台体制で臨むことになりました。さらにフルモデルチェンジを敢行したスズキGSX-R1000がデビューし、チームの士気も高まってきていました。
待望のニューモデルを得ましたが、その分、課題も多く、十分なテストを行えないままレースウイークを迎えることになってしまっていました。特に初期セットが難しく、レースウイークに入っても、パーフェクトには、ほど遠い状態でした。
土曜日の公式予選は、まずAグループで浦本がタイムアタックを行いましたが、セッティングをうまく出せずに後方グリッドに沈んでしまいます。エースの加賀山でも2分08秒台が精一杯で11番手と産みの苦しみを味わう結果となってしまいます。
快晴となった決勝日は、朝から多くのお客さんが鈴鹿サーキットを訪れました。8時から行われた朝のウォームアップ走行では、セッティングと、ガソリン給油、タイヤ交換のピットワークの確認を行い、後はスタート進行を待つだけでしたが…。
グリッドに向かうサイティングラップには、一定の期間内にピットからコースに出て行かなければならいのですが、当初のタイムスケジュールから5分変更されていたことを見落としてしまっていました。慌ててピットアウトするものの、すでにピットレーンはクローズされおりグリッドにつくことができずピットロード出口で待機することになってしまいます。ウォーミングアップランで合流し、グリッドに着いてスタートを切ることになりましたが、ストップ・アンド・ゴーのペナルティを受けることになってしまいます。
マシンに駆け寄るル・マン式スタートでレースは始まりました。加賀山は、得意のスタートダッシュを決めるものの、他のライダーとラインが重なってしまいアクセルを戻さざるを得ない状況になってしまいます。オープニングラップには、目の前で起こった転倒車を避けるためにグリーンに出ますが、すぐにガードレールがあったため、かなり危険な状況となっていました。加賀山は、このアクシデントでポジションを下げてしまいます。セーフティーカーが入るとタイヤが冷えてしまうので、各ライダーは蛇行して必死にタイヤに熱を入れようとしていました。このセーフティーカー中に転倒があったこともあり、4周に渡ってセーフティーカーは、コースにとどまっていました。そして、ようやく立体交差下でセーフティーカーが退去するとレースはリスタートとなります。
加賀山も浦本も慎重にペースを上げて行きますが、2人ともストップ・アンド・ゴーのペナルティをこなさなければなりませんでした。加賀山は9周目に、浦本は13周目にピットに入り、ペナルティを消化。大きく順位を落としましたが、最後まであきらめずにゴールを目指しました。ルーティンのピット作業もチームスタッフがミスなくこなし、ライダーの背中を後押しします。加賀山は、一時は45番手まで下がっていましたが、最終的に17位でゴール。浦本は、ゴール直前にマシントラブルが発生してしまいダンロップコーナーでマシンを止めてリタイアという悔しい結果となりました。
2017年シーズンは、加賀山就臣に加え、昨年、Team KAGAYAMAで全日本J-GP2クラスチャンピオンを獲得した浦本修充がJSB1000クラスにスイッチ。多くの皆さんのご協力もあり、2台体制で臨むことになりました。さらにフルモデルチェンジを敢行したスズキGSX-R1000がデビューし、チームの士気も高まってきていました。
待望のニューモデルを得ましたが、その分、課題も多く、十分なテストを行えないままレースウイークを迎えることになってしまっていました。特に初期セットが難しく、レースウイークに入っても、パーフェクトには、ほど遠い状態でした。
土曜日の公式予選は、まずAグループで浦本がタイムアタックを行いましたが、セッティングをうまく出せずに後方グリッドに沈んでしまいます。エースの加賀山でも2分08秒台が精一杯で11番手と産みの苦しみを味わう結果となってしまいます。
快晴となった決勝日は、朝から多くのお客さんが鈴鹿サーキットを訪れました。8時から行われた朝のウォームアップ走行では、セッティングと、ガソリン給油、タイヤ交換のピットワークの確認を行い、後はスタート進行を待つだけでしたが…。
グリッドに向かうサイティングラップには、一定の期間内にピットからコースに出て行かなければならいのですが、当初のタイムスケジュールから5分変更されていたことを見落としてしまっていました。慌ててピットアウトするものの、すでにピットレーンはクローズされおりグリッドにつくことができずピットロード出口で待機することになってしまいます。ウォーミングアップランで合流し、グリッドに着いてスタートを切ることになりましたが、ストップ・アンド・ゴーのペナルティを受けることになってしまいます。
マシンに駆け寄るル・マン式スタートでレースは始まりました。加賀山は、得意のスタートダッシュを決めるものの、他のライダーとラインが重なってしまいアクセルを戻さざるを得ない状況になってしまいます。オープニングラップには、目の前で起こった転倒車を避けるためにグリーンに出ますが、すぐにガードレールがあったため、かなり危険な状況となっていました。加賀山は、このアクシデントでポジションを下げてしまいます。セーフティーカーが入るとタイヤが冷えてしまうので、各ライダーは蛇行して必死にタイヤに熱を入れようとしていました。このセーフティーカー中に転倒があったこともあり、4周に渡ってセーフティーカーは、コースにとどまっていました。そして、ようやく立体交差下でセーフティーカーが退去するとレースはリスタートとなります。
加賀山も浦本も慎重にペースを上げて行きますが、2人ともストップ・アンド・ゴーのペナルティをこなさなければなりませんでした。加賀山は9周目に、浦本は13周目にピットに入り、ペナルティを消化。大きく順位を落としましたが、最後まであきらめずにゴールを目指しました。ルーティンのピット作業もチームスタッフがミスなくこなし、ライダーの背中を後押しします。加賀山は、一時は45番手まで下がっていましたが、最終的に17位でゴール。浦本は、ゴール直前にマシントラブルが発生してしまいダンロップコーナーでマシンを止めてリタイアという悔しい結果となりました。
加賀山 就臣 ライダー・総監督 コメント
まずは、ペナルティを受ける事態になってしまったことをチーム代表としてお詫び申し上げます。セミ耐久とはいえ、ほぼスプリントレースですから、ストップ・アンド・ゴーのペナルティを受けた時点で上位進出の可能性を逃してしまいます。何とかポイントを獲ろうと最後まで走り切ったことで貴重なデータが取れましたし、次回のSUGOまで時間は少ないですが、ニューマシンを仕上げて勝負できるようにしたいと思っています。
伊神 常高 加賀山担当チーフ コメント
マシンをセットアップするのに時間が足りませんでした。車体にしろ、電気にしろセッティング能力が不足していましたが、今回のレースを完走したことで、方向性が見えて来たと思います。次戦のSUGOラウンドでは、ニューマシンのポテンシャルを少しでも多く引き出せるようにして行きたいですね
浦本 修充 ライダー・総監督 コメント
まずは、再びJSB1000クラスに戻って来られたことを、チームを始め、応援していただいている全ての方に感謝したいと思います。ニューマシンになってから時間もありませんでしたが、タイムも出せず、いい流れもつかめずに今シーズン最初のレースが終わってしまいました。走り切れば何かを得られると思いゴールを目指しましたがトラブルでリタイアという結果になってしまいました。それでも得たものはありますし、早くトップ争いができるようにレベルアップして行きたいです。
武田 雄一 浦本担当チーフ コメント
たくさんの応援のおかげで成り立っているチームとして絶対にやってはいけないミスをしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。初歩的なミスでしたし、今後は、二度とないようチーム一丸となって次戦以降、臨んでいきます。ニューマシンはポテンシャルがあるのですが、20%も力を引き出せず、走りの方でもライダーに気持ちよく乗ってもらうことができませんでした。次戦より巻き返せるように全力を尽くします。